お墓を建てる費用について
墓石費用
一般的には墓石の本体価格、外柵費用、施工費で墓石建立の値段が決まります。 墓石本体の価格の基準としては、石の種類、石の使用量、石の加工費、施工費用となります。石の種類
石質が均一でキズ・ムラのない粘りのある石がよいとされていますが、原産国や石質によって値段もばらばらです。 国内産の庵治石(あじいし:香川県庵治町)・本小松石(ほんこまついし:神奈川県真鶴町)は最高級品とされ、 目の細かさでも価値が変わります。 近年、国内産出量の激減による価格高騰や切出しコストが見合わないことなどの理由から、 国内産の石材を使用することは減っており、世界中からの輸入石材に頼る傾向にあります。
外国産は×、国産のほうが上質と思いがちですが、必ずしも外国産が悪いというわけではありません。 国内の石材は、産出量がかなり減って希少価値があるうえに、 加工費や人件費などが加わって高値になっているケースももあるからです。 外国産は加工法等が懸念された時期もありましたが、 現在では加工法・品質面でも格段に向上し、製品の納期も短縮できるようにシステムが整っていますので、 今後はますますシェアを伸ばしていくのは間違いありません。
良い石の要素としては硬度が高いこと・吸水率が低いこと・キメが細かいことがあげられます。
石が硬いと耐久性にすぐれています。雨風にさらされても風化を遅らせることもできます。
石は水を吸い込みます。吸水率が高いと水分が残ってコケが付着したり、ヒビが入りやすくなります。また中に溶け込んでいた鉄分が酸化してサビも発生します。
石は小さい粒の集合体。ひとつひとつの粒が小さくてキメが細かい場合はぎゅっと詰まっている証拠。水がしみ込みにくく、磨くと光沢が出やすいです。
石の使用量
墓所の広さやお墓のデザインにより、石を使う量が多くなれば、当然墓石費用(価格)も上がります。
石の加工費
細かい手のこんだ細工や加工の多いデザインの墓石は高価になります。
石の施工費
基礎工事から石の据え付け工事など、墓地の区画の条件などにより多少変わる場合があります。 (山間部・傾斜地・遠距離・重機が必要な場合など)
永代使用料
「永代使用料」とは、墓所(お墓を建てる区画)を永代に渡って使用する権利に対し、支払われるお金のことです。一般に「墓地価格」と表現しているのはこの「永代使用料」のことです。 また永代に使用する権利の為に「管理料」が必要になります。管理料(管理費)
墓地の使用権維持のために支払われる費用です。墓所を持つと毎年あるいは3年分前納などで支払います。 この管理料を納めず規定の年数を過ぎると、お墓の永代使用権を失い、無縁墓と認められ墓所墓石は整理されてしまう場合があります。 使用者が亡くなった後、継ぐ人を定めて墓地管理者に届出することが必要です。墓地霊園の使用規約をよく確認しましょう。このように、墓石の値段や建墓の総額が決定するまでには、さまざまな要素があります。 「この霊園でお墓を買うといくらで買えますか?」という質問を頂きましても、 すべてのお客様の要望や予算が同じである事はございません。
拓磨石材店は全てのお客様とじっくり話をして、希望に沿った形の墓所をご提案いたします。
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